Xiaomiの中国版スマートフォンは、初期設定では日本語に対応していません。しかし、MoreLocale2というアプリとADBコマンドを使えば、Root不要で簡易的に日本語表示を実現できます。この記事ではその手順を解説します。
■ 必要なもの
- 中国版Xiaomi端末(HyperOS 1.0以降)
- MoreLocale2アプリ(Google Playリンク)
- PC(Windows / Mac / Linux)
- USBケーブル
- ADB環境(導入方法は こちら)
■ スマホ側の設定
- 「設定」→「私のデバイス」→「全ての仕様」→「HyperOSバージョン」を7回タップして開発者モードをONに
- 「追加設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」と「USBデバッグ(セキュリティ設定)」をONに
- PCとUSB接続して、スマホ側でデバッグ許可を「常に許可」に設定
■ ADBコマンドで権限を付与
以下のコマンドをPCで実行します:
adb shell pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION
これにより、MoreLocale2に「言語設定変更」の権限が付与されます。
■ MoreLocale2で日本語に設定
- スマホでMoreLocale2を起動
- 「Japanese (Japan)」を選択
- 完了!対応アプリや一部UIが日本語化されます
■ 注意点
- 完全な日本語化ではありません(設定やUIは一部中国語のまま)
- 端末の再起動で日本語設定が外れる場合があります
■ まとめ
MoreLocale2とADBを使えば、Root不要で中国版HyperOS端末を簡易日本語化できます。Google日本語入力や日本語対応アプリと併用すれば、日常利用に問題ないレベルになります。
次回は、「通知やバックグラウンド動作を抑えるHyperOS設定術」をご紹介予定です。
※本記事はHyperOS 1.0以降の中国版端末向けです。