HyperOS 1.0以降対応：ADBでシステム広告（msa）を無効化する方法

XiaomiのHyperOS 1.0以降では、広告サービス「msa（MIUI System Ads）」がバックグラウンドで動作しており、バッテリーや通信を消費することがあります。本記事では、PCとUSB接続だけでmsaを安全に無効化する方法を解説します。

■ 準備するもの

• HyperOS搭載のXiaomi端末
• PC（Windows / Mac / Linux）
• USBケーブル
• ADB環境（Android Platform Tools）

■ スマホ側の設定

1. 「設定」→「私のデバイス」→「全ての仕様」→「HyperOSバージョン」を7回連続タップ（開発者モード有効化）
2. 「追加設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」をON
3. 同画面で「USBデバッグ（セキュリティ設定）」もONに（Miアカウントへのログインが必要）

■ ADBでmsaを無効化する

PCでターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下を順に実行：

adb devices
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.miui.msa.global

「Success」と表示されれば完了です。

■ 注意点

• Root化不要ですが、すべて自己責任で行ってください。
• GetAppsや他の広告アプリが残っている場合は、別途無効化が必要です。
• 復元する場合は以下のコマンドを実行：

adb shell cmd package install-existing com.miui.msa.global

この方法により、通知・システムUI・標準アプリに出る広告の多くを非表示にできます。

次回は「GetAppsの無効化」について紹介予定です。

※本手順はHyperOS 1.0以降の端末で動作確認済です。